夏祭り

小学生高学年になると氏神である生根神社
太鼓をたたくのが地域の慣例だった。
(女子は踊りだった)
初日は神社で。2日目は普通に走るトラックの荷台に立って
落ちないように必死になりながら町中を廻った。
 
数日前から夜には集まって練習をした。
歌も覚えた。
 
えーんやこーらえらさっさ
えーんやこーらえらさっさ
ひとつやふたつやみよえ
よろいのにんぎょうかかえ
あかえのすいもんたこのあし
おあせなんばのだいえんじ
なんでそないにおしゃんすか
おしゃんすながもちはさんばこ
すばこをもってたてまつる
たてまつちょうちんにぎやかに
にぎやかじゃらすかたけにとら
とらおってはしるはまとうない
まとないおかたにちえかそか
ちえのてんじんいくねさん
いくねじんじゃはふくのかみ
えーんやこーらえらさっさ
えーんやこーらえらさっさ
(結構、覚えてるもんだ)
 
と、歌いながら叩いた。
練習から本番までお弁当を出してもらえたが
ずーーーーと、のり巻きだけだった。
さすがに、しばらくのり巻きは勘弁してほしくなった。
 
気になって今年の日程をたずねたら
うちの地域の氏神は数年前から別の神社になってしまったという。
 
氏神って変わるもんなの????
 
前の町内会会長の意で変わったらしい。
「政治の宗教介入」などとは言わないが
そんなことが出来るのかと少し驚いた。