我々にはわからない関係

一世を風靡した二人組がいた。
一人は天才でもう一人は普通の人間だった。
天才はその才能の為に何をすればいいのかわかっていた
今、何をいえばいいのか
今、何をすべきなのか
今より先まで見通す事もできた。
感情を計算でコントロールすることさえできた。
凡人は天才に憧れていた
凡人は天才の理解者だった
凡人は本当に本当にまっすぐに天才が好きだった。
凡人に天才の才能がは眩しかった。
 
天才にはその凡人の真っすぐな感情が眩しすぎた。
天才がその真っすぐな眩しさを受け入れることができるようになるのに
時間が必要だった
残念なのはその時間が少し掛かり過ぎたことか