2005-11-17 書 町中で、ふと 取り付かれたように 引き付けられる物に出くわすことがある。 この作品にもそれがある。 語らなくてもいい病状を 言い訳のように語ってしまう店主の 申し訳ないといった気持ちが伝わってくるようだ。 休みであるということには変わらないが おとずれた客を「しかたないなぁ」と 思わせる何かがこの書から感じ取れる。 決して「知らんがな」とつっこみを入れさせない何かが。